母犬・ミルク
☆★みるくはゴールド&ホワイトの♀★☆
みるくちゃんv
我が隣の隣の市で一目惚れしたわんこ。
自宅に帰ってきた次の日、やっぱりどうしても欲しくなってもう一回会いに行きましたv
家の可愛い生…じゃなかった…愛犬・3/5生まれ現在4匹の子供の母親。確かもうすぐ5歳…か6歳(をい)
2002年の年の暮れ…急に具合が悪くなったので…
子宮蓄膿症 かと想い、急いで病院へ。
症状:食欲不振・多飲多尿・陰部からのオリモノ。
この子がご飯を食べない、なんて今までに一度もなかったことなので、絶対おかしいと思ったんです。
で、子宮蓄膿症は出産をしていない雌犬で、生理後にばい菌が入って起こりやすい。
ということを知っていたので、もう、それしかないと。
急いで行きつけの病院へ。
そこでの診断結果はやっぱり『子宮蓄膿症』レントゲンも撮ってもらい、触診もして。診断がそれ。
で、お医者様が言うには、やはりひどくなる前に、子宮を摘出して(避妊も同時に)してしまおう、という結論。
みるくちゃんを死なせたくはない。
この病気が時間が経つほど手遅れになる確率が高いのも知っていた。
けれど。
やっぱり、子供は一度くらいとってあげたい…
あきらめきれず、他のお医者様へ一縷の望みを託して診断。
エコー検査、触診等してもらい…症状も伝える。
が
『子宮蓄膿症』の疑いが一番強い。
とのこと。
ダメ…か…と。
行きつけのお医者さんへ戻り、手術の日取りを決める。
早い方がいいとのことで、何日かあとに決定。
手術当日…寂しそうにこちらを見つめるみるくを残し、お家へ帰宅。お家で心配しながら待っているとお医者さんからの電話。
手術が終わるには早い時間。
まさか、何かあったんじゃ!!?と、急いで電話へ出てみる。
「もしもし!!?」
「あ、すいません、今、みるくちゃんのおなかを開いてみたんですけど」
「(う;)は、はい…」
「どうも妊娠しているみたいなんですよー」
「……………………は?」
『妊娠』でした。
てか、いつのまに…!?で、先生に頼んで、子宮をおなかに戻してもらって、即塞いでもらいました。
そのときわかったのは袋がつあったこと。
どうも5匹おなかにいるみたい、ということ。
そして、1月半ば頃に生まれると言うこと。(当時11月頃)
そして、先生からのアドバイスで餌をダイエット用から子犬用のに変えてみたところ、
がつがつがつがつがつがつがつ…(エンドレス)
まあ、よく食べるよく食べる。
そんなこんなでおなかが目立ち始め、12月26日・運命の日。
非番だった我がふ、とみるくを見ると、なんか苦しそう。
朝からご飯も食べないとの事。
しかも、なにやら巣作り行動(がりがりとベッドをひっかく)
おなかに赤ちゃんがいるんだから、なんかあったら大変と医者へ!
どうもやっぱり陣痛っぽい。
慌てて薬局等で道具を買いそろえ、出産の準備。
初めてのことばかりでとまどう母親と我。邪魔だと怒鳴られる父親。
そして。午後7時頃。
なんと一匹目の頭がすでに出ている!!!!!
あわわわわっ!とみるくを手助け。どうも逆子の様子。
うなるみるく。
それでもすんなりと出たが鳴かない。
袋を手で引き破り、身体を拭いてやるが鳴かず。鼻に羊水が詰まっているのかもと、口を付けて吸い出す。(う…)
鳴いた!!
気持ち悪くなりながらも、体をよく拭いてやり、体重を量って身体の模様をおおまかにかく。時間もみる(記録紛失)
第一子:女の子。
その後、2時間が経過するが、2匹目が出ない。みるくの声がとても切ない…
あんなみるくは見たくないと思うくらいの切ないうなり。
そして、やっと第2子誕生!母親と二人で体重を量ったり身体を拭いたりしていたら、
――ぽんっ。(まじでそんな音がした)
振り向き
『う、生まれてる〜〜〜〜〜!!!!(3匹目)』
すでにそこには生まれいで、へその緒も切れてた第3子。
第2子:女の子
第3子:男の子
そして、最後に一番小さい子が誕生。
第4子:女の子。
どうももう一匹はおなかの中で死亡後、他の子の栄養になったらしく、緑色のどろどろした液体として出てきました。
後産かと思ったけれど、1番目のこのあとなので、きっと生まれられなかった子だと。
またいつか、会えるかな…
その年の年越しは慌ただしく過ぎていき、その後、みるくは子宮蓄膿症予防のために摘出。
背景画像はそのときの傷を映したモノです。
ありがとう、みるく。
大切な宝物をたくさんこの世に生み出してくれて。
小さいからだで頑張ってくれて。
ありがとう。これからもずっと一緒にいてねv